逆境からアイデア 7月12日
- 2018.07.12 Thursday
- 09:49
今日も真夏日の大阪。
雨が上がってホッとしたら、今度は強い陽射し。
どちらもほどほどで良いのにと思うのは
人間の身勝手なのかと思いつつ。
偶然ですが昨日、シェリル・サンドバーグ、
アダム・グラントm 井祐子訳 『OPTION B 』
日本経済新聞出版社 を読み終わったところです。
シェリル・サンドバーグはフェイスブックのCOO
(最高執行責任者)この女性がある日突然夫を亡くし、
その時の状況や考えたことどのように受け入れて
いったかが書かれています。
共著者のアダム・グラントはペンシルベニア大学
ウォートン校教授心理学者。
「家族を亡くした悲嘆」についてですが、大阪北部地震、
西日本豪雨で家族を亡くされた方は、今は目の前のことに
対処するのが精一杯で、悲しむ余裕がないと思います。
悲嘆に関しては、1か月後くらいに改めてこの本を紹介
します。
もちろん、災害でなくても、家族を亡くした方には
とても参考になると思います。
今日紹介しようと思ったのはあるビジネスマンの話。
この本の中で、彼はアウトドア衣料品のブランドを自宅の
地下室で立ち上げたが、コロラド州の自宅が洪水に襲われ、
1.5メートルの泥水に冠水した。デザイン画にパソコン、
数千点の商品を失ったそうです。
加えて被害も保険で補償されませんでした。
そこでこの男性は泥水浸しになった手袋を水圧洗浄して
乾燥させ、「洪水手袋」として売り出したそうです。
また手袋のほか、帽子やシャツなどもの商品をコロラド
州民とブランドのタフさの象徴だとしてネットに投稿す
ると、注文が殺到し、事業が救われたそうです。
洪水で商品が泥水をかぶったところも多いと思います。
片づけをしながら、これを何とかできないかという発想を
持てないか、希望につながらないかと思い、紹介しました。