フェルメール展  4月23日

  • 2019.04.23 Tuesday
  • 10:25

 

晴れて今日も夏日のような大阪です。

昨日は早めに仕事を終えて、フェルメール展に行って来ました。

近くなのでいつでも行けると思っていると、会期があと1か月たらず。

大型連休前の平日の空いていそうな時間をと思うと、こうなりました。

 

フェルメールは1632年、オランダのデルフト生まれの画家。現存する作品は35点といわれていますので、そのうちの6点が見られる機会は非常に珍しいと思います。

これが若いころの風俗画の作品[取り持ち女]。(展覧会チラシ)

 

 

あと5枚がこちら。

向かって左上が[マルタとマリアの家のキリスト」

上の風俗画の前に描いていた聖書の1場面からの絵。

その横は[手紙を書く夫人と召使] 右側上が[リュートを演奏する女] 左が[手紙を書く女]その下が[恋文]です。

今まではフェルメールが出展されても1点なので比較のしようがなかったのです。

今回は特に室内の4点を較べると面白いと思いました。

この展覧会はフェルメールだけでなく、オランダの画家の作品もたくさん並んでいました。

すると同じような構図で、[手紙を書く男]や[手紙を読む女]がありましたが、全体を見ると明らかに違う。

 

どこか違うのかと見ると、他の画家は写真を撮ったかのごとく室内の調度なども自然のそのままの色=見たままの色を使っています。(この中でいえば[マルタとマリアの家のキリスト」の感じ)

 

フェルメールの4点を、目を細くしてみるとわかるのですが、家具調度などの色の彩度が低く沈み込んでいる、机や壁の絵なども茶色、2枚の絵に召使がいるのですが二人のドレスも茶色。主人公だけが白や黄色のドレスで、そこに柔らかな光が当たって、静かな時が流れている。

そこに何か物語があるような気になるのです。また向かって左側からの光も共通します。

今回は閉館前の時間ですいており、ゆっくり見ることができました。

 

これは以前見た[真珠の耳飾りの女](絵はがき)です。(1点のみの展示だった)

 

 

今回は較べてみるのが面白かった展覧会。フェルメールが目の前で見られるなんて、ぜいたくな時間、良い機会に恵まれました。

 

北斎が好き! 3月9日

  • 2019.03.09 Saturday
  • 14:14

 

4月のような陽気の、晴れた大阪です。

 

今朝もラジオを聴いていたら、横浜の小学1年生の女の子が今日は北斎展に行くと言ってまして、そうだった、北斎展開催中なのだと気が付きました。

 

会期は3月24日までで、それまで出張の予定はないし諦めます。(しょぼん)

 

北斎の絵はもちろん、生き方にも興味があります。

 

小説 老前整理 13 37回の引っ越し も北斎の90回以上引っ越ししたというところからヒントを得、本文にも書いています。

 

昨年のラジオ講座のテキスト『老前整理の極意』の8章 老前整理の裏メニュー の中にも書いていますので紹介します。

 

●北斎の場合

 

 引越しについていくつかのパターンを紹介しましたが、最後に93回も引っ越しをした「富嶽三十六景」などで有名な浮世絵師の葛飾北斎(1760―1849年)の話をしましょう。

 

北斎は絵師人生70年の間に名前をおよそ30回変えました。引っ越し魔でもあり、その数なんと93回です。なぜそんなに引っ越したかといえば、借家暮らしでゴミを放置し、住めなくなれば引っ越していたようです。第二回に紹介したゴミだらけで自宅で暮らせなくなり、ネットカフェを転々とするうちに体調を崩して倒れた女性の話をしましたが、なんだか北斎も似ていますね。

 

北斎は裕福ではなかったし、持ちものもそれほどなく、大切なのは紙と絵の道具で、身軽に引っ越せたのでしょう。93回はおすすめできませんが、身軽になればいつでもどこへでも行けるということなのだなと思います。晩年の北斎の暮らしぶりは、寒い時にはこたつ布団の下で暮らし、目が覚めているときには絵を描いていたようです。

 

 ゴミを溜めるのは感心できませんが、これからの超高齢社会を考えるうえで、北斎の生き方はわたしたちの励みになるのではないかと思います。まず前述の「富嶽三十六景」を生んだのは75歳の時です。「富嶽三十六系景」の「神奈川沖浪裏」は有名でたぶんごらんになったまった方も多いでしょう。大きな波が飛沫をあげて立ち上がり、波の向こうに富士が見える絵です。

 

そしてこの「富嶽三十六景」のあとがきには「70歳までに描いたものは、じつにとるにたりないものだ。73歳で、ようやく生き物の骨格や草木の出生を悟った。80歳になればますます腕はあがり。90歳で奥義を究め、100歳になれば神業といわれるだろうう」という内容を書いてています。このように北斎は75歳にして、人生の終わりまで絵を描き、前進し続けること決意したのです。

 

75歳といえば、現在は後期高齢者と言われる年齢です。そして90歳の死の間際、枕元の門人たちに「もう10年余命があれば」とつぶやいた後、「5年生きられたら本物の絵描きになれるのに」といいなおしたそうです。

 

 90歳にしてあと5年あれば本物の絵描きになれたという北斎の絵に対する執念はすごみを感じます。また生涯現役でこのような大胆な構図や斬新な描き方を追求したからこそ、身軽に引っ越しができたのでしょう。人間は守るものが多いほど動けなくなります。それも大切なものを守るのなら意味があるかもしれませんが、ただため込んでしまっただけのものを守るために自由に動けなくなるのはどうでしょうか。ここで改めて問い直したいと思います。「本当に大切なものは何ですか」

 

若い頃は美術展の図録を買っていましたが、大きな図録で本棚が一杯になり、10年以上前から「図録は買わない」、どうしても気に入った絵があれば絵葉書1〜2枚を購入と決めているのですが、北斎だけは別格で、図録を買っています。

北斎が75歳の時に描いたのがこの図録の表紙の絵が「神奈川沖浪裏」です

 

 

せっかくですので、私が好きな北斎の絵を3枚紹介します。

[唐獅子図] ボストン美術館所蔵 朝日新聞額絵

これはお祝いのためのおめでたい絵だそうです。北斎が数え85歳の作品。

 

 

[朱鍾馗図](しゅしょうきず) ボストン美術館蔵 朝日新聞額絵

鍾馗は中国古代の伝説上の人物で、日本でも悪い病気から守ってくれる神様として尊ばれたそうです。

 

 

[李白観瀑図](りはくかんばくず)ボストン美術館蔵 朝日新聞額絵 

北斎が数え90歳の時の作品。(90.3×30.0)

大きな滝と小さな人。派手な絵ではないですが、この絵を見るとホッとします。

 

 

私は北斎の絵を見ているとエネルギーが湧くというか、元気が出ます。

皆様はいかがでしょう?

 

お知らせ 小説 老前整理 わくわく片付け講座 20 サポーター殺人事件(3)をHP2にアップしました。

 

 

盆梅と刀剣展3 2月28日  

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 14:08

 

雨の大阪です。

1日降るとの予報ですが、ここ数日乾燥注意報が出ていたので、人間にも草木にもよいお湿りかもしれません。

銀行のATMの前には人の列、2月も今日までですね。

 

盆梅と刀剣展の3日目、のどかな梅と対照的な刀剣です

これが壷井八幡宮所蔵の「天光丸」 重要美術品

見ているだけで緊張感あり

源義家(八幡太郎)が愛用したとされる800〜900年位前のものだそうです。

 

 

係の方が展示を直しておられ、色々お話を伺って、重さもどれくらいか体験させていただきました。

かなり重く、これを振るのは大変そうです。

ただしこれは太刀(たち)なので腰に縦に下げるのだそうです。

 

 

金銅作御太刀(こんどうづくりおんたち)皇大神宮下附

そりがなくまっすぐな太刀で、これは打つのが難しいそうです。

 

 

うかがったお話では、太刀は下げるので刃が下向き、腰に差すいわゆる刀は上向きだそうです。

太刀と刀の違いも知らず、刃の向きが違うことも知りませんでした。

江戸時代中期ごろから幕府が70儖幣紊療瓩篭愡澆靴燭修Δ巴擦なったそうです。

 

にわか刀剣女子になった気分でした。

しかし、ただ見るだけより少しでもお話をうかがうと、おもしろくなります。

めったにない経験でした。

 

 

 

盆梅と刀剣展2  2月27日  

  • 2019.02.27 Wednesday
  • 10:30

 

今日も穏やかな晴天の大阪です。

 

昨日は境内の梅で終わり、ようやく盆梅の話です。

盆梅とは盆栽仕立ての梅のことです。

滋賀県の長浜が有名で、わたしも一度拝見したことがあります。

天神さんの盆梅展はいつごろから始まったのか知りませんが、私は今回が初めてです。

(撮影可)

 

この梅は「紅千鳥」樹齢80年 

こうしてみると梅の花の美しさだけでなく、木と一体のアートのような気がします。

 

 

紅千鳥の花。

 

 

野梅 樹齢100年

 

 

緋の袴 樹齢100年

 

 

このように畳の部屋に展示してあります。(すいていました)

枝の形や花のつき方も全て違います。

これを展示したり、運ぶのが大変そうだと、裏方の苦労を考えたり…。

これをどのようにして梱包します? 考えるだけで恐ろしい!

 

 

盆栽(BONSAI)が海外でも人気なようですが、アートとして見ているのだろうなと思います。

これは見ればわかる、ことばは必要ないですね。

のびのびと枝を伸ばす境内の梅もよいし、こうしてつくられた究極の盆梅も美しい。

花も見ごろが多く、よい機会に恵まれたと思います。

 

明日は刀剣展です。

 

 

 

盆梅と刀剣展1  2月26日  

  • 2019.02.26 Tuesday
  • 14:08

 

晴れてコートが重く感じるような気温15度、乾燥注意報の出ている大阪です。

朝から出かけて帰り道に、梅は咲いたか〜♪ と お参りがてら、てんま天神梅まつり 「盆梅と刀剣展」に行ってきました。

 

天神さんといえば菅原道真の歌

「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花、主(あるじ)なしとて春を忘るな」

で、梅でございます。

境内にもたくさん梅が咲いていました。

梅の紋の石燈籠の前の紅梅

 

 

しだれ梅

 

 

紅梅 白梅(しだれ)

 

 

紅梅

 

 

 白梅

 

 

「にほひをこせよ」はやはり梅だからですね。

境内によい香りがしておりました。

香りがお届けできないのが残念!

 

明日に続く。

 

 

 

 

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