探しものが多いのは  10月5日

  • 2018.10.05 Friday
  • 11:04

くもり空の湿度の高い大阪です。

今朝また北海道で地震があって、本当にどこにいつ来るかわかりません。

夜寝るときに、枕元に水のペットボトルを1本用意しておくとよいかなと思いました。

 

夜中に地震が起きた時に、動けなかったり、ものが降ってきたり、そんなときに、まず一口水を飲んで落ち着いてから行動するために、あればよいのではないかと思いました。

 

老前整理のナッジ

今日は地震で家の中のものがぐちゃぐちゃになったという話でなく、普段の話です。

出かけようと思っとき、使いたいと思った時に必要なものが見つからないことがありませんか。

 

結局、肝心な時に間に合わなかったり、新しいものを買ったりして、自己嫌悪に陥ったり。

 

ものが多すぎると、こういうことが起こります。

 

こういう場合にどうすればわかりやすく整理の方法を伝えられるかと考えて2010年に講演を始めたころからPWPでこのスライドを見ていただいています。

トランプ 老前整理 くらしかるPWP

この写真でハートの6を探すのは、運任せ。たまたま近い所にあれば見つかるし、下の方にあれば時間がかかる。

どこに何があるかわからないというのはこの状態です。

 

トランプ 老前整理 くらしかるPWP

 

次に、このスライドを見せると、すぐわかる。

こうしていると、どこに何があるか、抜けているカードを戻すのも一目瞭然、。

このようにどこに何がどれくらいあるか、わかりやすく管理することをお話ししています。

管理できないほど持っていても、使えない、役に立たないのです。

 

これを言葉だけで説明するのは非常に難しい。

このように、講演では見てわかることを考えてPWPのスライドを作っています。

 

逆に、ラジオでお話しするときには、言葉でいかに伝えるかを考えます。

 

またこれで終わりというだけでなく、もっと良い方法はないかと常にあれこれ考えています。

 

妄想が多いので、このトランプを見ながら、余計なことを考えてしまいました。

 

それがこれ!追い詰められているアメリカのあの方のことです。

トランプ 

丸いのは鷲の絵のついたONE DOLLAR ! キーワードはお金と女性ですね。

こんなことしているから、HPのリニューアルが進まないです。

 

ついでにここのデザインも変更します。

フレーミング効果   行動経済学と老前整理亜9月19日

  • 2018.09.19 Wednesday
  • 09:50

大阪はまた30度を超える夏日になりそうです。こういう時に油断せず、熱中症にご注意を。

 

今日は行動経済学のフレーミング効果についてです。

難しい話だと思われた方こそ、読んでいただきたいと思っています。

 

絵の額縁を「フレーム」といいますが、この額縁が立派だとその絵も価値あるものと思いがちではありませんか。

つまり人がある選択をする時、その絶対的評価ではなく、自分の基準に当てはめて、別の判断をしてしまう可能性がある事をフレーミング効果と呼んでいます。

 

私も講演では以前から、このフレーミング効果を使ってお話ししていますの紹介します。

 

●2013年2月に北海道常呂郡佐呂間町の全町婦人会の方々が、私の老前整理の講演時に、女性にアンケートを実施してくださいました。

(247名)

 

質問、引き出物やお祝い返しを受け取ったらどうしますか。

答え、ひとまずとっておく            53%

   すぐ使う                 26%

   リサイクルやバザーに出す         11%

   好みでなくても相手の気持ちを考えて使う。 8%

   使わないので処分する           2%


皆さんの答えはどれでした?

ここで問題は「ひとまずとっておく」です。このひとまずとっておいたものの多くが押し入れで眠っています。

 

数年前から全国でこの話をして、会場の皆さんにお尋ねします。

 

「なぜ取っておくのですか」と訊くと、

「せっかくいただいたのに捨てたり、誰かにあげるのは申し訳ない、気がひける」

「いつか使うかもしれない」や、

「もったいない」などの答えが返ってきます。

 

↓これは講演時に私がお見せしているパワーポイントのスライドです。

(もちろんスライドも自分で作っています。本に書いてあることをしゃべるだけでは意味がありませんから、講演でなければ経験できないという+αを加えています)

講演では、ここで押し入れに眠っている、のし紙のついた引き出物や古い贈答品について話します。

 

 くらしかる 老前整理 行動経済学  

次に、もう一度マイクを向けてお尋ねするのです。

「このいただきものが鯛や伊勢海老など生ものだったらどうしますか」

 

くらしかる 老前整理 行動経済学

 

伊勢海老の写真と、この問いに、みなさん当然のように笑いながら「食べます」とおっしゃいます。

 

「アレルギーとか、持病があってお宅では食べられないものだったら、どうしますか」

「娘や親せき、ご近所などに持って行く」というのがその答えでした。

 

「どうしてですか」

「せっかくいただいたのに、腐らせたらもったいないから」

腐らないものと生ものでは「もったいない」という答えは同じなのに、それに続く行動が正反対のところがおもしろいですね。

 

 

私はそこでいただきものを全部「生もの」だと考えてはどうでしょうと提案します。

すると会場の皆さんはなるほどとうなずかれます。

 

もの自体は変わらないけれど、これは提示の仕方、つまりフレーミングを替えたのです。

 

現在押し入れの奥に眠っている品々はもちろんのこと、これからいただきものがあれば、「生ものだったら」と考えて、どう扱うかぜひ考えてみてください。

 

このように私は講演で行動経済学のフレーミング効果についてお話ししています。

行動経済学やフレーミング効果と言うと難しそうですが、こうしてお話しすると、みなさん興味を持って聞いてくださいます。

ちなみに、伊勢海老の写真は数年前に友人から我が家に届いたものです。

(お刺身にしておいしくいただきました。殻も捨てずに味噌汁のだしにしました。そのうえ、仕事でもこうして役立ってくれている!

 

 

捨てられない心理 行動経済学と老前整理  9月10日

  • 2018.09.10 Monday
  • 16:25

今日は行動経済学と老前整理の第15回です。

 

老前整理で、「捨てられない心理」を行動経済学で説明すれば次の3つの理由が考えられます。

 

1つ目は、「損失回避」です。これは得(プラス)と損(マイナス)を比べると、得をするより損をする方がショックが大きいのです。これは洋服を失う時のみじめさは、洋服が手に入った時の幸福感の2倍にあたるともいえます。

 つまりまだ着られる(と思っている)洋服を捨てることは損に結びつくので手放せないのです。そして損をするくらいなら、何も変えないほうがましだというわけです。

 

2つ目は「保有効果」です。第一の損失回避の感情は保有効果につながります。保有効果は、一度ものを所有したら、それに高い価値を感じどうしても必要なものではなくても手放そうとしなくなるのです。

 

3つ目は「現状維持バイアス」です。前回も偏りや傾向として「バイアス」ということばが出てきましたが、これは人間がおかすエラーの中でも特定の状況で繰り返し起きやすいなエラーのことで、予測が可能だということです。

 

捨てられないのは、決断力がないからとか、ケチだからとか、ご自分を責めていませんか。

こうして行動経済学で「捨てられない心理」を知ると、ものの見方が変わりませんか。

 

「私はこうして損失回避をしようとしている」とか、「手放したくないのは保有効果ね」とか、「現状を変えたくない『現状維持バイアス』がかかっているけれど、本当に現状でよいのかしらとか…」

 

大切なのはここから自分で考えていくことです。

 

次回は「片付かない理由」について行動経済学から考えてみます。

お楽しみに!

 

(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左のCATEGORIES で「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧になれます) 

老前整理の鉄則 行動経済学と老前整理  9月9日

  • 2018.09.09 Sunday
  • 12:04

今日は9が2つの重陽の節句。久しぶりに最高気温が30度を超えない大阪です。

急に涼しくなると、夏の疲れが出ますので、ご用心を。

 

今回は行動経済学からみた老前整理の五つの鉄則です。(『老前整理の極意』より抜粋)

 

1、一度に片付けようとしない

2、最初から完璧を目指さない

3、家族のものには手を出さない

4、片付け前に収納用具を購入しない

5、使えると使うは違う

 

1、一度に片付けようとしない

 これは体力的な問題もあるので、無理をしない方がよいこと。また頭の整理、心の整理をする時間も必要なので、急がずマイペースの勧めです。

 

よくある失敗は、押し入れの中のものや洋服ダンスの中のものをすべて出してはみたものの、どうすればよいかわからなくなり途方に暮れることです。目の前に服の山があり茫然としている。これは「選択麻痺」に陥っているともいえます。

選択肢が多すぎてどれを選べばよいのか判断がつかなくなり、決定を先送りします。

 

2、最初から完璧を目指さない

 これは行動経済学でいう「確実性効果」で説明しましょう。確実性効果とは客観的確率が100%の近くで、主観的確率が客観的確率を大きく下回るので、100%にするために大きな努力がはらわれることをいいます。

 大坂なおみ選手が今日(日本時間)、全米オープンで優勝したという嬉しいニュースが入りました。そこでテニスの話です。

 

 たとえばあなたがテニスの選手でサーブが入る確率が65%と66%ではそれほど違うとは思わないでしょう。しかし確率99%を100%にするにはどれほど練習が必要でしょう。同じ1%の差ですが、感じ方が全く違います。つまり完璧を目指すということは99%では満足せず、100%を目指すということなのです。そして厳しい道だから挫折しやすいのです。老前整理では100%を目指さず、65%でも続けることが大切なのです。

 

3、家族のものには手を出さない

これは「フォールス・コンセンサス効果」(総意誤認効果)で説明できます。効果は自分と他者の間に共有されているコンセンサス(合意性)を過度に見積もる認知的バイアスのことです。

 

4、片付け前に収納用具を購入しない

これは行動経済学で「現在志向バイアス」と呼ばれるものに当てはまるでしょう。つまり将来的な事を考えずに、目先のことを簡単に解決しようとしているのです。

 

5、使えると使うは違う

 これはまだ使えるとものを保管しておくのでなく、使うかどうかで判断することです。この使えると使うをやはり行動経済学の「サンクコスト」に当てはめてみましょう。サンクコストは埋没費用と訳され、すでに支払ってしまった費用や時間のことです。これはすでに支払ってしまったお金のことが頭にあるために、冷静に考えれば選ばないような選択をすることです。

 

このように5つの鉄則も行動経済学で説明が付きます。なぜ不合理な行動をするのか、理由があるのです。

 

 

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ものが増える原因 行動経済学と老前整理  9月8日

  • 2018.09.08 Saturday
  • 14:50

今日も大阪は降ったりやんだり。

少し気温が下がって、エアコンをつけずに過ごしています。

 

今日は行動経済学と老前整理の第13回です。

 

行動経済学のキーパーソンの一人、リチャード・セイラ―は行動経済学の原則を3つ紹介しています。

1、観察すること

2、データを集める

3、主張する

はじめの観察は、日々しているつもりですが、何を見るか、どこを見るか、どのようにみるか、でしょうか。

ピントが合ってないと、観察にはなりませんし、あさっての方向を見ていてもお話にならない。

 

次のデータを集めるは、今まで集めてきたデータを生かすこと。そしてこれから新たなデータを集めることでしょうか。

 

主張するは、データを集めた結果ですね。それはこれからですが日々、進みつつあります。

 

老前整理の通信講座を初めてとして、以前からかなりのデータを集めています。

 

ものが増える原因について、いつも講演会で質問して、手を挙げていただきますが、昨年はアンケートの形で記入をお願いしました。

(この質問は『老前整理実践ノート』(徳間書店)など拙著にも掲載しています)

 

■当てはまると思う項目にすべてチェックを入れてください。(『老前整理の極意』より抜粋)

□おまけに弱い

□安いとつい買ってしまう

□なんでも多めに買っておく

□紙袋はすべて取っておく

□必要かどうかより、欲しいから買う

□もらえるものは何でももらう

 

「はい」はいくつありましたか。

昨年の会場の結果です。

「おまけに弱い」と「紙袋はすべて取っておく」、「必要かどうかより欲しいので買う」が約50%。

一番多いのは「安いとつい買ってしまう」が一番多く77%、「何でも多めに買っておく」が約40%、「もらえるものは何でももらう」が35%でした。

 

□おまけに弱いは、「無料の勝利」第9回 8月26日と同様、無料に弱いことはお分かりでしょう。

 

□安いとつい買ってしまう

 さてこの「安い」ですが、行動経済学では専門用語で「アンカリング効果」と呼ばれているものです。

船が錨(いかり=アンカー)をおろすと錨と船を結ぶとも綱の範囲でしか動けなくなること、つまり、意思決定を行う際の基準を指します。

 つまり最初に印象に残った数字やことばが、後の判断に大きな影響を及ぼす傾向にあることがわかっています。

例を挙げれば、店頭でコートを見て、5万円の正札に3万円の赤字のシールが貼ってあれば、これは「安い」から「お買い得」だと衝動的に思ってしまったことはありませんか。

 

 また「先着5名」や「本日限り」とか「残りあと3つ」など、アンカーが使われているのです。本当にそれが必要だからではなく、「残り3つ」だから、バーゲンセールが終わるころにはすべて売れてしまい、二度とその値段で買えなくなるという気にさせられ、買ってしまうのです。

 

□なんでも多めに買っておくは「メンタルアカウンティング」

 

□紙袋はすべて取っておくは「損失回避性」

 

必要かどうかより欲しいから買うは「注意の焦点化効果」

 

もらえるものは何でももらうは.「無料に弱い」「損失回避性」が当てはまります。

 

以上のように、2011年から実施してきたアンケートの「ものが増える原因」はすべて行動経済学で説明できることがわかりました。

 このことに気が付いたとき、びっくりしました。そして老前整理の鉄則も説明できるので次回に紹介します。

 

(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左のCATEGORIES で「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧になれます) 

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