アンカリング効果とラーメンの関係  11月8日

  • 2018.11.08 Thursday
  • 11:04

大阪は今日も気温は24度まで上がるそうです。

とはいえ、立冬を過ぎても食欲の秋!

何といってもサンマがおいしい。ここのところ、大分のカボスを絞り、大根おろしを添えて、口福の日々です。

 

そこで食べ物の話題が続きます。

NHKのBKワンダーランドについて書いた11月5日のブログに、壁にラーメンの絵が貼ってある写真をのせました。

このラーメンですが、まんぷくラーメンなのです。(写真は食堂への案内でした)

 

 

3日9時半より食券販売で、9時半に行くと、ずらーっと並んでました。

私は160番目くらいで、待っている間に写真の11:05分の券はすぐ売り切れになりました。

 

 

私が食券を買う時には、イ鉢Δ靴なく、Δ砲靴泙靴拭

これが食券と入館証。

NHKのどこでもだれでも入れるわけではないので、入館証が必要です。

 

 

集合時間に、30人余りが1階に集まって、スタッフの誘導で15階の社員食堂へ。

 

 

窓からはこのように大阪城が見え、大阪の街を見渡せます。

 

景色はよいから、ラーメンはどうなった? という声が聞こえそうです。

 

 

これが「まんぷくラーメン」

 

近頃のラーメンはスープに凝ったり、麺はどうとか、いろいろこだわりがあり高級化しているようですが、これはいたってシンプルです。

味は、昔の屋台の夜鳴きそばのような感じ。(わかる人しかわからなくて申し訳ありません)

 

私は「まんぷく」のモデル安藤百福さんは稀有なイノベーターだと思っています。

だって、チキンラーメンやカップヌードルの開発者ですよ。

今でこそ当たり前ですが、発売された時には衝撃!!でした。(古い話)

もちろん、池田のカップヌードルミュージアムにも行きました。

 

だから、まんぷくラーメンに魅かれました。

 

食券販売の列に並びながら、こんなにたくさんの人が土曜の朝早くから並んでまで食べたいというのはなぜだろうと考えました。

 

まずテレビの朝ドラ放送で、2日間(11月3,4日)限りで、それも各日200名しか食べられないこと。

それもふだん一般人は入れないNHKの社員食堂で、です。

これらがアンカーになって、並んでいるのかと思いました。(私もその一人だった)

アンカーは行動経済学のことばです。

アンカリング効果とは、船が碇(碇・アンカー)を降ろすと、碇と船を結ぶとも綱の範囲しか動けないことからくる比喩で、最初に印象に残った数字や言葉が、のちの判断影響を及ぼすことを言う。

マッテオ・モッテルーニ『世界は感情で動く』紀伊国屋書店より

 

皆さんの中にも、あの「まんぷく」のラーメンなら食べてみたいと思われた方があるでしょう。

そして2日間限り1日限定200名、NHKの食堂でますます食べてみたいと思う。

こんなチャンスは2度とない!! 私にとっては強力なアンカーです。

という次第で、これはアンカリング効果だと思いながら、列に並び、食券を求め、ご近所なので一度事務所に戻り仕事をして、13時にまたNHKへ行き、まんぷくラーメンにたどり着きました。

 

2日で400名の人がラーメンを食べ、それをSNSで写真を上げたり、友人、知人、ご近所の奥さま方に話して拡散しているでしょう。

私も良い体験をしました。

 

このアンカリング効果は他の場面、たとえば洋服を買いに行った時に、3万円の値札が赤線で消されて2万円になっていれば、3万円がアンカーとなって「安い」と感じ、先着3名とあればこれもアンカーとなって「買わねば」と思うのです。

このようなアンカリング効果により衝動買いをしてタンスの肥やしを増やすことも多いのでしょう。

「無料」にも弱いけれど、先着○名とか、あと3つとか、3万円が2万円とか、アンカーによって、買わねばとか、欲しいとか、食べたい、と思うのです。

 

これは私たちがロボットでなく、人間だからでしょうね。

 

 

 

 

 

また無料の話  11月6日

  • 2018.11.06 Tuesday
  • 12:42

深夜から朝方に降っていた雨も上がり、暑いくらいのお天気です。

地下鉄では冷房が入っています。

 

今日は、何回か書いている無料の話の続編です。

8月27日「無料の勝利」で行動経済学者ダン・アリエリーのチョコレートと無料の実験を紹介しました。

 

実は私も昨年、講演来場者にご協力いただき、無料について調べてみました。

今日は皆さんにも考えていただきたいと思います。

 

拙著『老前整理の極意』第3回 なぜものが増えるのか より

 

「無料」は敵なし

 

 この無料の力について、果たして本当にそういえるだろうか。わたしもアンケートで質問をしてみました。

 

■ここにデパートの商品券があります。無料で1,000円分を受け取るのと、700円出して2,000円分を受け取るのと、どちらを選びますか。□にチェックをしてください。

 

□1,000円分の商品券を選ぶ

□2,000円分の商品券を選ぶ

 

さて、みなさんはどちらを選ばれたでしょうか。

アンケートの結果は、無料が54.2%、700円出してが45.8%でした。  

 どちらがお得かは冷静に考えてみれば、すぐわかりますね。

700円を出しても2,000円の商品券をもらえば、プラス1,300円。無料の1,000円の商品券はプラス1,000円です。

 

しかし半分以上の方が無料を選ばれました。チョコレートとは違いますが、これも無料の力といえるかもしれません。

 

 なぜこれほど「無料の力」が強いのか。無料だと、お金を出さなくてすむこと。つまり本質的にお金を失うことを恐れているからです。またお金を出して失敗すれば後悔がついてまわる。しかし無料であれば、たとえ失敗してもどうせ無料だから損をするわけではない、と思えるからです。こうしてついつい無料に引かれて必要でないもの、欲しくないものまで抱え込んでしまうのではないでしょうか。

イラストレーターは西村亜由美氏

 

皆さんはどちらの商品券を選びましたか。

デパートの商品券でなくて、アマゾンやネットショップの金券ならどうでしょう?

もしかしたら答えが違ってくるかもしれません。

商品券にしたのは、答えてくださる対象が50代以上だったからです。

無料の力は侮れないと思いませんか。

 

 

 

 

 

 

 

無料に弱い! 実例 10月26日

  • 2018.10.26 Friday
  • 09:54

今日も良い天気の大阪。室温26度、湿度55%。

 

本日は行動経済学の無料・おまけに弱い話、実例編!

無料の話については、8月27日 「無料の勝利! 行動経済学9」に書いています。

 

そこで私の経験。

一昨日、私は洋菓子店へ贈答用の洋菓子を買いに行きました。

商品を選んで、包装してもらっている間、ショーケースの上のクッキーを見ていました。

 

すると、お店の女性が一人あらわれて、よろしかったらこのクッキーをどうぞ、割れてしまったのですが、中身は同じですからと袋入りのクッキーを手渡されました。

 

それがこれ↓持って帰るときに、さらに割れました。(個装で封はしてありました)

直径5〜6僂離繊璽坤ッキー。

いい大人がこれをもらって喜ぶなんてと、思うでしょう?

私もそう思います。

日頃、無料やおまけでも、不要なものはもらわないように意識しているのにもかかわらず、です。

 

しかし、この時はもらった瞬間に、自分の顔がパッとほころんだのがわかるのです。

これはもう条件反射でした。

もちろん私の食い意地がはっている、思いがけないプレゼント、というのもありますが、たぶん頬が緩むのはとめられなかったと思います。

 

改めて、「無料の力」は恐るべしと思いました。

 

 

やせて見えるか、太って見えるか問題 10月22日 

  • 2018.10.22 Monday
  • 11:21

今日も25度くらいまで気温が上がるようです。

地下鉄では遠足なのか、校外実習なのか、小学生の団体が2組乗り合わせました。

 

本日のお題は、行動経済学の不合理な行動です。

8月22日に「キーワードは心理学」と書きましたが、その続き、私は不合理シリーズと呼びたいと思っています。

つまり不合理シリーズ第2弾!

まず前回も紹介した錯視の見本の復習から。

地色(背景)が黒と白では、中央の灰色は違って見える。(黒地の方が、灰色は明るく見える)

 

明度対比 老前整理 くrしかる

 

 

この不合理について、ラジオ講座 「こころをよむ」 テキスト 『老前整理の極意』第4回 不合理の理由をさぐる  から紹介。

 

2つのシステム

 

 錯視により人間の目は簡単にだまされ、機械のようにはいかないということを経験したうえで、次のステップに移りましょう。

 厳密に論理を重ねて答えを見つける方法はアルゴリズムとよばれています。

 

 行動経済学で人が意思決定をするときこのアルゴリズムに対比して、「直感」で素早く結論を出すことをヒューリスティクスと呼んでいます。そして「直感」は無意識に楽なルートを選択します。つまり脳の中に2つのシステムがあるということです。心理学ではこれをシステム1、システム2として使っています。

 

 このシステム1と2は1人の人間の中に存在し、連動しながら問題を処理していきます。ここで、システム1や2では分かりにくいので、私はシステム1温子さんシステム2冷子さんと名づけてみました。

 

システム1(無意識)速い思考―温子 ( あつこ ) さん自動的に高速で働き、努力は全く不要。あるいは必要であってもわずか。動物も持っている。

 

システム2(意識下)遅い思考―冷子 ( れいこ )さん複雑な計算など頭を使わなければできない困難な知的活動に対して、しかるべき注意を割り当てる。人間特有。

 

 このシステム1と2は1人の人間の中に存在し、連動しながら問題を処理していきます。ここで、システム1や2では分かりにくいので、私はシステム1を温子さんシステム2を冷子さんと名づけてみました。

 もし道で蛇に出くわしたら温子さんはキャーッと逃げていくでしょう。冷子さんは、観察して毒蛇ではないから逃げる必要はないだろうと判断します。問題が起こった時に、どちらが対処するかなのです。

 車の運転では、はじめはさまざまな技術的な操作を覚えて、意識的に行わなければなりませんから冷子さんが頑張ります。しかしベテランドライバーになると次の操作のことをあれこれ考えなくても、自然に体の動く温子さんが前面に出てくるようになるでしょう。

 このように温子さんは無意識的に素早く作用し、反応したり感じたりします。「思考」ということばから一般に連想されるようなことはしません。不意にボールを投げつけられるとよけたり、かわいい子犬を見ると笑顔になったりするときに温子さんが現れます。

 冷子さんの得意なのはもっとゆっくり自覚的に作用することです。たとえば「513×47」はいくつかという質問をされたときには、冷子さんが活動します。つまり温子さんは本能的な反応で、冷子さんは意識的な思考だといえます。

 

 また温子さんの直感的思考がどのように働くかを見るために、行動経済学者のダニエル・カーネマンとシェーン・フレデリックは共同研究を行いました。フレデリックは次のようなテストを実施しています。

(ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー』上より)

 問、バットとボールを買うのに合わせて、1.10ドルかかる。バットの値段はボールの値段よりも1ドル高い。ボールの値段は何セントか。

 

 これは行動経済学では有名な「バットとボール問題」と呼ばれています。

そして、ほとんどの人が自動システムで直感的に10セントと答えるといいます。けれども冷静に考えれば正解は5セントだとわかりますね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 バットとボール問題はいかがでしたか。
この問題に温子さんで考えたか、それとも玲子さんでしたか。
 不合理という意味では、テキストに載っていない、別の例を用意しました。
私が色彩を教えていた時に「色には重さがある」というテーマで作った箱です。
色の重さ 老前整理 くらしかる
質問1、どちらが重いように見えますか、と質問すると、「黒」とほとんどの人が答えます。
みなさんはいかがですか。
これはシステム1の温子さんの答えです。
質問2、どちらが大きく見えますか。
 
こんな風に聞くというのは、何かあるなと思う人は少数派です。
講座では、一番前の人にこの箱を渡して、較べてもらいます。(大きさが同じことはここでわかる)
時々、やはり黒が少し重いという人がおられますが(思い込みか?)、多くの人は同じ重さだとわかります。
ここでは較べてもらえないので、量りました。(笑わないように!)
色の重さ 老前整理 くらしかる   色の重さ 老前整理 くらしかる
実はこの箱、私が白い箱を買って、ポスターカラーで色を塗ったのです。
だから重さは同じです。
このように私たちは、色によっても重さの違いを感じているという不合理です。
宅配の荷物の色が黒だったら、荷物が重く感じませんか。
アメリカでは昔、工場で働く人に腰痛が多いので、工場の荷物の箱を黒から白っぽい色にすると腰痛が減ったという逸話もあります。
最後に、質問2の、この2つの箱の大きさがどちらが大きいか、ピンクの方が少し大きく見えませんか。(2つの箱は1辺が10僉
これは膨張色、収縮色という特徴で、ピンクの方が大きく見えます。
これをファッションで置き換えると、黒の方がしまってやせて見える、明るいピンクは実際よりも太って見えるということにつながります。
実例で考えてみると、面白くなりませんか。
不合理の話第2弾でした。

探しものが多いのは  10月5日

  • 2018.10.05 Friday
  • 11:04

くもり空の湿度の高い大阪です。

今朝また北海道で地震があって、本当にどこにいつ来るかわかりません。

夜寝るときに、枕元に水のペットボトルを1本用意しておくとよいかなと思いました。

 

夜中に地震が起きた時に、動けなかったり、ものが降ってきたり、そんなときに、まず一口水を飲んで落ち着いてから行動するために、あればよいのではないかと思いました。

 

老前整理のナッジ

今日は地震で家の中のものがぐちゃぐちゃになったという話でなく、普段の話です。

出かけようと思っとき、使いたいと思った時に必要なものが見つからないことがありませんか。

 

結局、肝心な時に間に合わなかったり、新しいものを買ったりして、自己嫌悪に陥ったり。

 

ものが多すぎると、こういうことが起こります。

 

こういう場合にどうすればわかりやすく整理の方法を伝えられるかと考えて2010年に講演を始めたころからPWPでこのスライドを見ていただいています。

トランプ 老前整理 くらしかるPWP

この写真でハートの6を探すのは、運任せ。たまたま近い所にあれば見つかるし、下の方にあれば時間がかかる。

どこに何があるかわからないというのはこの状態です。

 

トランプ 老前整理 くらしかるPWP

 

次に、このスライドを見せると、すぐわかる。

こうしていると、どこに何があるか、抜けているカードを戻すのも一目瞭然、。

このようにどこに何がどれくらいあるか、わかりやすく管理することをお話ししています。

管理できないほど持っていても、使えない、役に立たないのです。

 

これを言葉だけで説明するのは非常に難しい。

このように、講演では見てわかることを考えてPWPのスライドを作っています。

 

逆に、ラジオでお話しするときには、言葉でいかに伝えるかを考えます。

 

またこれで終わりというだけでなく、もっと良い方法はないかと常にあれこれ考えています。

 

妄想が多いので、このトランプを見ながら、余計なことを考えてしまいました。

 

それがこれ!追い詰められているアメリカのあの方のことです。

トランプ 

丸いのは鷲の絵のついたONE DOLLAR ! キーワードはお金と女性ですね。

こんなことしているから、HPのリニューアルが進まないです。

 

ついでにここのデザインも変更します。

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